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2012年9月23日日曜日

[09/22]沖縄とハワイのちがい~3.失業率

こんばんは!
福岡県の姉妹都市でおなじみの、ここハワイから今日もお送りします。

Kouji chu!
さて今日は久しぶりにこの人気テーマ「沖縄とハワイの違い」について考えたいと思います。
歴史や文化に気候、そして経済において多くの共通点を持つと言われる沖縄とハワイ。ではイメージ先行ではなく、実際にデータでその違いを検証してみることでその共通点を証明することができるのか?はたまたそこには意外な違いがあったりするものなのか??
特に経済に対してフォーカスし、その共通点と相違点について考えていきたいと思います。

今日のテーマは失業率について。

Wikipediaより引用

労働経済学の観点から、15歳以上の人口は働いている人、働きたい人で構成される「労働力人口」と、働けない人(学生や障害を持つ人、またお年寄りなど)と働く気がない人で構成される「非労働力人口」の二つに大別されます。また労働力人口は現在働いている人、現在職を持たない人(失業者や休業者)から構成されており、失業率はその労働力人口に対する失業者数の割合で図ることができます。

日本の失業率は現在大体5%台をキープしており、アメリカは8%くらいと日本よりちょっと高め。
さぁそんな中、沖縄県とハワイの失業率はどんなもんなんでしょーか。
調査前の個人的推測↓

沖縄:失業率高い!
経済状況が悪い、年収ひくい、自給低い、仕事がすくない、仕事やめる人周りにたくさんいる、ハローワークが混雑してるイメージ、仕事見つからなくて県外にみんな行ってそう、etc...

ハワイ:失業率高そう?
観光業に依存、他に産業がない、賃金は安そう、メインランドへの人材流出が起こってそう、etc...


共に離島で観光業に依存している印象から、仕事が少なく失業率は高いのではないかと推測しました。ニュースなので沖縄の失業率悪化が叫ばれているので恐らく沖縄はたかいでしょうが、果たしてハワイはどうなのか。沖縄同様に失業率は高いのか??




結果:沖縄―7.5%で全国最高、ハワイ―6.1%で全米で12番目の低さ

こうなりましたー!
沖縄は予想通り(ひどいやつやな)全国でワーストの失業率を叩きだしているのに対して、ハワイは50州中12位と健闘している様子が見られました。


まず沖縄について考えてみると、これはまぁイメージ通りでしょう。
全国最低レベルの平均年収に観光業に深く依存した歪な経済状況が原因で、毎年失業率ワーストの座をキープし続けています。特に若年層の失業率は問題視されており、県として就業支援というのをもっと積極的にやっていくべきかもしれませんね~まぁ既にやられている結果がこれなのかもしれませんが。

Map of states by unemployment rate

次にハワイは意外や意外、沖縄とほぼ同じ条件なのにも関わらず失業率は全米平均を下回り沖縄よりも低いという結果がでました。確かに、ハワイは沖縄に比べて州内総生産などは全米平均を上回るなど、イメージとは異なり経済状況は沖縄と比較してそんなに悪くはないというデータが出ております。ただ観光業中心の経済という点では沖縄と同じなので、いくらそういうポジティブな面があったとしてもそこまで失業率が良くなるワケはなさそうなんだけど・・


とか考えてたら、労働経済学の講義にてこんな話がありました。

「ハワイの失業率は全米平均と比べて低くなっているけども、これは仕事がたくさんあるワケではなく、一つのフルタイムの仕事を2人、3人と分けて雇っているためだ」

つまり一人の人が一日8時間働くところをハワイでは2人を4時間ずつ雇っているということになりますね!これだと経営者側からすると、いろいろと福利厚生うんぬんなどコストが高くつくフルタイムワーカーのポジションを減らし賃金の安いパートタイマーを大量に雇うことになるので、全体のコストを抑えることにつながるそうな。特にハワイだと観光業がメインなので、運転手とかガイドとか飲食業とか、賃金が安くて済む職が多くあるためこの経営スタイルが当然の選択みたいですね。

うーん困難の分割というかなんというか。
数字で見ると良いように見えますが、その実態は低賃金労働の大量生産なワケで、、、
結局沖縄と同じで仕事がないというのは共通して言えると思います。
やはり観光業に依存していると、低賃金の仕事ばかりが増える一方なんでしょうね。。。
沖縄もハワイも、経済面でまだまだ問題は山積みです。

(データ引用:100の指標からみた沖縄県のすがた平成23年版、http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_U.S._states_by_unemployment_rate


まとめ

以上をまとめると、
  • 沖縄はイメージ通り失業率はワーストで、毎年その座をキープし続けている。
  • ハワイは失業率は全米12位と悪くないように見える。
  • が、実際は大量の低賃金労働&フルタイムの削減によるもので、仕事が多いワケではない。
という結果になりました。
ハワイと沖縄、その共通点とちがいについてもっとその知識を深めていきたいですね。



それではまた!

2012年6月4日月曜日

[06/03]沖縄とハワイのちがい~2.米軍基地

こんばんは。
アメリカで唯一コーヒーを栽培できる州こと、ここハワイからお届けします!

Sunrise
@Makapu'u lighthouse

朝日を拝みにいけるくらい早起きして朝型人間になりたい今日この頃。今朝も昨夜の夜更かしがたたり、貫録の正午起床。もう(もはや「今朝」じゃ)ないじゃん・・というツッコミは甘んじて受け入れましょう。ていうのも、ここ最近はヨルなかなか寝付けなくて、早めにベッドに入っても(と言っても1時半とか)、脳内会話が止まらず2時間以上は眠れず苦しんでいるのが原因。どっちみち寝れないから早寝するモチベーションも低下してるとので更なる悪循環にハマってしまってます。今日は早めにブログを切り上げて何としてでも早く寝よう!

ちがいその2:米軍基地

さて。沖縄とハワイのちがい第二回は米軍基地について。具体的にいうと米軍基地が総面積に対してどれだけの割合を占めているか、またその割合が全国レベルで見るとどれくらいかを考えます。米軍基地に関する考察に関しては、他にも経済に対する貢献度がどうかっていう視点での比較もできるけど、とりあえず今回は面積に対する割合だけ。それに関しては追々できたらいいかなーって感じです。

さてさて。まずは印象レベルで考えます。
沖縄について考えると、とにかく県内の至る所に基地があり、大多数を占めているかのようなイメージがあります。沖縄市出身で宜野湾市内の高校に通っていた僕は特に、通学時に毎日基地のそばを通っておりました。運転免許を取って以降県内をドライブするようになってからは、ますますその基地の大きさを実感するばかり。また加熱する基地関連の報道などから、「沖縄県は国内における米軍基地の大多数を押し付けられている!」という印象を正直持っています。果たしてそれは正しいのか否か。

ハワイに関しては、それほどまでに米軍基地の存在を感じないのが正直なところ。少なくとも市街地にはないかな・・。見かけたことがあるとすれば空港へ行く際とノースショアにお出かけするときくらいかな。あとはあぁあれだ、パールハーバーでその雰囲気を感じたくらい。
軍需と観光で栄える島というのは聞いたことがあるけど、実際に基地なんかみたことないってのが個人的な印象です。

というわけで、沖縄=高割合、ハワイ=低割合ってのが個人的な感覚。さて実際のところはどうなっているのでしょう?

Battleship
@Pearl Harbor
比較に際して今回参照にするのは沖縄県企画部統計課より「100の指標からみた沖縄県のすがた」と、Public Land Ownership by Stateの二つ。

まず沖縄の方から見ていくと、米軍基地施設面積割合は10.23%で、全国平均の0.27%を圧倒的に上回り全国トップ。(2008)2位の静岡県1.22%をもぶっちぎりで引き離す無双ぶりで、ここは予想通りと言いますか、常識の範疇で沖縄が一番でした。むしろ10%くらいしかいってないの?って人も中にはいたのではないでしょうか?それくらい感覚レベルで基地は広く感じます。(あくまで個人的な感想、ですが)


それに対してハワイ。先ほどのPDFファイルを参照すると、ハワイの陸地面積に対して米軍基地が占める割合は5.6%で、全米平均の0.77%をこちらも圧倒的に上回って全米トップとの数字が出ました。2位のカリフォルニア州が3.5%くらいなので沖縄と違って突出してるワケではないにしろ、十分な結果と言えるでしょう。ただデータとしては1995年と古いので、現代で考えると多少誤差はあるかもしれませんが。

と言うワケで、データでみると沖縄=高割合、ハワイ=高割合という結果になりました。
データ上で沖縄とハワイには違いはありませんでしたが・・。では印象レベルでのちがいはなぜ生じたのか??

なぜハワイの米軍基地は少なく感じるのか?

これらの違いは基地のある場所に大きく関係があると考えられます。
先に述べたとおり、沖縄の場合は米軍基地が普天間など市街地のど真ん中にあり、その存在感は否が応でもビシビシと伝わってくるもの。それに対してハワイの場合はホノルルなど人が集まるところにはなく、内陸部など比較的人気のないところに意図的に配置されている気がします。言いかえると、地元住民に配慮した形で、なるべく危険性を排除すべくそういった場所にあるということです。
そうです、この「違い」地元住民への配慮の差から生じるものだと考えられるのです。
ハワイが50番目の州となり米軍基地を新たに配置する際、政府は市街地付近に基地を作ろうとはしなかった。それに対して、第二次世界大戦後アメリカ政府が沖縄に基地を作る際は、より平坦で広大な、「基地」としての役割に適した土地を選択し、そこに人が住んでいるか否かの議論は対して重要ではなかった・・と仮定すると、この感覚の差が生じたのは必然なのかもしれません。

もちろん沖縄とハワイの米軍基地の面積割合は10%と5%と二倍近いので、その差なのかもしれませんし、個人的な感覚の差によるものなのかもしれません。
ただ事実として注目すべきは、沖縄の基地負担が全国と比較しても圧倒的であることと、その配置されている場所が地元住民にとってあまりにも配慮が欠けているということ。その点に関しては沖縄県民であるとか関係なく、事実として正しく認識しておくべきかもしれませんね。


沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落した2004年当時、僕は同じ市内の高校生だったのであの事故に対してはよく覚えています。もう二度とあのような事故が起こらないようにしてほしいところですが。。。いかんせん基地問題というのは複雑すぎて。地道に、かつ建設的に議論し続けることしか解決の道はないのかもしれません。

それではまた明日!
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2012年6月3日日曜日

[06/02]沖縄とハワイのちがい~1.物価

こんばんは!
広島県と姉妹都市のここハワイからお届けします。

6月に入っても引き続き、相変わらず怠けがちな毎日が続く。朝起きれる分5月よりは完全にマシなんだけど、起床→朝食→メール&ネットチェックからの、10時過ぎにまた睡眠というのがここ二日続いてるのがマイナスポイント。学期中に同じことを繰り返していたときには、「部屋から出て外で作業」というソリューションを発見しそれが中々奏功していただけに、同じ過ちを二度繰り返したことがなんとも残念・・。まだまだ生活改善への意識が低いのか、学習能力がありませんなぁ。明日以降はまずComfort Zoneからの脱却から始めよう!

Pacific Ocean
viewed from the top of Diamond Head

さて。夏休みだしそろそろハイキングにでも繰り出したい頃ですが、男は黙って自由研究。ってことで、沖縄とハワイの比較研究をしています。基本的には経済にフォーカスしてるんだけど、人口や教育など経済活動に影響を与える分野に関してもカバーしていくつもり。地理的、文化的に共通項が多い両地域のデータを比較することで、印象ではなく具体的にどの面で共通していて、どの面で差異があるのかを明確にする。共通点と相違点をハッキリさせた上で、ではなぜそれらの違いは生まれたのかの理由を分析する、ってのが当面の目標。
現時点では沖縄のデータについてはリストにしたので、これからハワイの統計について統計局のサイト等を読み漁っていく次第であります。
リサーチが進むにつれ、当ブログでは不定期ですがその「違い」について共有していこうかなぁと思っています。

ちがいその1:物価

とりあえず第一回のテーマとして取り上げるのは、「物価」です。
昨年8月まで23年間沖縄県に住んでいたものとしては、物価はやっぱり「安い」って感じることの方が多かったかな?本土に出向く機会はあまり多くはなかったけれど、行く度に食事代が高いなーとか、ガソリンリッターでこんなにするんだーとか何気なく感じてたから、個人的には安いイメージ。
家賃とかもすごい安いとかも聞いたこともあるから、その感覚は的外れではないレベルだと思う。

対して昨年8月から10か月あまりハワイに住んだものとしての感想は、沖縄で物価の安さを感じていたのも相まってか、常に「高い」と感じてる。外食すると間違いなく15ドルくらいはかるく飛ぶし、円高が云々とかは関係なく地元民としての感覚ではやっぱり高い。メインランドから越してきた人たちに聞くと野菜とかお米とかやっぱり高いって言うし、この感覚も間違っていないハズ。

というワケで、印象から見た物価の感覚としては、沖縄=安い、ハワイ=高いでした。
さてこれがデータで見るとどうなるか?


今回参考にしたのはWebサイト社会実情データ実録より図録▽物価の地域差と、MERICよりCost of Living 1st Quarter 2012
同サイトによると、沖縄県の物価地域差指数は全国平均を100としたところ91.9全国でもっとも低いという結果になった。(2007年)カテゴリーによってはワーストを免れているのも多々あるが、住居に関しては66.7と平均を大きく下回り、被服及び履物も66.7と低い。全体的に見て各カテゴリーで平均以下のレベルを維持した結果、総合で全国で最も物価が安い地域と示されたワケである。データと照らし合わせると家賃が安いってのは当然の感覚だったのかも。(ちなみにガソリンについて調べるとこちらも沖縄は全国最下位でした。)
(資料)社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/

次にハワイの方に目を向けると、こちらは生活費指数でのデータだがぶっちぎりのナンバーワンもっとも生活費が高い州と認定されておりました。内訳をみると住居、水道光熱費などのカテゴリーで全米トップで、その他でも非常に高い水準に。こちらもデータで見るのと印象で感じるのと同じ結果が出ました。

なぜちがいは生まれたのか?

ではなぜこれらの物価における違い、沖縄=安い、ハワイ=高いが生まれたのか?
地理的要素から考えると、沖縄もハワイも本土から離れた「離島」になるので、モノを輸送するには当然コストがかかる。なんでもかんでも島内で生産できるわけも無いので、輸入に頼らざるを得ないモノは互いにかなりのウエイトを占めているハズ。よってハワイの生活費=物価として考えるとあらゆるモノに高い輸送費がかかり、その価格が必然的に高くなってしまうのは理解できる。ハワイと同様にアラスカのそれも上位に食い込んでいることから、受け入れるのは容易だろう。

それでは、沖縄の場合はどうか?ハワイほど本土やアジア各国と距離が離れてないにしても、輸送には空輸もしくは船での輸送が必要になるので、輸送費が商品の価格に上乗せされるのは当然と思われる。だが、実際に沖縄の物価は全国でもっとも安いとされているのである。平均を多少下回るとかそんなレベルではなく、全国最下位。

これはどう見ても不思議じゃありませんか??
普通に考えたら経済の中心地から離れれば離れるほど輸送コストがかかり、物価が高くなるものでしょう。実際に前述のガソリンの価格については、高価とされる上位の都道府県はほとんどが九州勢。その中で沖縄県は全国最安値。
個人的な推測としては政府の補助金等で支援されてるため価格が低く抑えられているのだろうと考えていますが、果たしてそれだけで全国でもっとも低いレベルまで下がるモンなのか、とか。

まだまだ差異を認識しただけのレベルなので、原因については良くわかりませんが、それについては今後深く分析できたら、と思います。



調べれば調べるほど疑問が湧きあがってくるのがこういったリサーチの面白いところ。
たっぷり時間のある夏休みをかけて、この課題に取り組んで行こうと思います。

ではまた明日。