ケッペンの気候区分によると熱帯に属する、ハワイから今日もお届けします。
本日からスタートする「世界で活躍する日本人」シリーズ。
記念すべき第一回はこの人しかいない!
①帰ってきたゴジラ:松井秀喜
そうです。本日ついにメジャーに昇格し即スタメン、そして先制ツーランホームランという形ですぐさま結果を出してみせた、松井秀喜選手。昨シーズンは開幕から調子が上がらず、打率.251 本塁打12 打点72という成績に終わりシーズン終了後にFAとなっていましたが、今年は4月に入ってもオファーがなくメジャー10年目のシーズンをまさかの「浪人」という形で迎えました。
松井の実力や経験を考えるともっと早く決まるべきだと多くの松井ファンが思ったことでしょうけど、近年MLBのチームはベテラン選手の処遇にものすごくキビしいんですよね。
BOSやNYYで活躍した松井の元同僚デーモンに、イチローがメジャーデビューした頃のMLBで最高の外野手だったゲレーロ、タイガースの地区優勝に貢献した巧打者オルドネスに加えて、HOUで連続20勝を挙げたオズワルトまでシーズン開幕までにオファーがないというある意味異常とも言える事態。オズワルトは最近やっと契約したようですが、オルドネスやゲレーロあたりはまだ契約してないんじゃないですかね?実績があれば実力が多少アレでも契約するNPBと違って、MLBはたとえ実績があっても現状で問題があると判断すれば簡単には投資したりしません。上記の選手たちは全員故障持ちですし、特に野手はほとんど守備能力がないとみなされている選手たち。例えネームバリューがあったとしても、ベテラン選手にとっては厳しい現状が続いています。
そんな中、オファーを待ちながらニューヨークのバッティングセンターや公園などで自主トレーニングを続けていた松井ですが、待てど暮らせど正式なオファーは来ず。その間も各紙は連日「○○軍松井獲得を検討か?」などと書かれましたが、いずれも憶測の域を出ない。ネット上ではそれらを「エアオファー」と呼び、松井自身が仲の良い記者たちに焼き肉を奢り、そういった記事を書かせているとのウワサというかネタも広がったほど。笑
僕自身も松井は今シーズンだめなんじゃないかと思ったときもあったけど、最終的にケガ人続出のレイズがマイナー契約ながらオファーを出し、今日の晴れ舞台につながりました。
日本が誇る現役最高のホームラン打者
僕自身、この松井秀喜という打者を「認識」したのは10年以上前のまだ小学生だった頃。
プロ野球に興味を持ち始め中日ドラゴンズのファンになったのですが、その当時リーグ最強の打者として君臨していたのが松井でした。星陵高校時代の甲子園での5打席連続敬遠という伝説もさることながら、高卒でいきなり球界の盟主・読売巨人軍で実績を残し続けた彼はプロ野球に対してほとんど知識がなかった当時でも抜群の存在感を示していたように思います。
そんな中、あれは忘れもしない2002年5月6日。
父親に連れられて、沖縄からはるばるナゴヤドームまで中日‐巨人戦を観戦しに行ったのです。
中日の先発は「ら様」こと小笠原考投手で、巨人は工藤公康投手。
試合は中盤まで投手戦だったのですが、ドラゴンズが当時若手で売り出し中の森野将彦のソロホームランで先制。その後さらにら様のタイムリーで1点を追加、結局その2点を守り切ってドラゴンズが2-1で勝利しました。が、試合も終盤9回に抑えのギャラード投手から反撃のソロホーマーを放ったのが松井秀喜その人。ひっろいひっろいナゴヤドームの中段まで飛ばしたあの飛距離。打った瞬間にそれと分かるすさまじいあの打球。そして芸術的とも言えるあの美しい弾道は今も脳裏に焼き付いて離れないんですよ・・。
敵チームの主砲でありながら素直に実力を認め、打たれても仕方ないと思える数少ない選手だったと言えます。首位打者1回、本塁打王3回、打点王3回にMVP3回は歴代のプレイヤーの中でもレジェンド級の成績ですが、そんな実績をひっさげ満を持して2003年にメジャーに挑戦しました。
メジャー移籍後は大正義ニューヨークヤンキースにて主軸を打ち、入団から3年連続で100打点を突破、二年目にはアジア人として史上唯一の30本以上となる31ホーマーを達成。プレイオフでの勝負強さからクラッチヒッターとしても名を馳せ、2009年のWS制覇時はこれまた日本人として初のMVPも獲得。名実ともに超一流のメジャーリーガーとなりました。
近年は度重なるケガの連続で出場機会が減り、上述の通り浪人を経験。
そして今日の復活につながるワケです。
日本球界で歴史に残るほどの結果を残し、アメリカでもその実力を遺憾なく発揮したリビング・レジェンド。
逆境に立たされながらも地道に努力を重ね、
チャンスを手繰り寄せ自ら復活のホームランを放った世界に誇れる日本人、松井秀喜。
逆境に立たされながらも地道に努力を重ね、
チャンスを手繰り寄せ自ら復活のホームランを放った世界に誇れる日本人、松井秀喜。
今シーズンの更なる活躍を期待するとともに、その功績をここで表彰致します。
こんな日本人になれるよう、この夏休み自分も地道にがんばろう!
栄光に近道なし!
ではまた明日・・
・・ちなみに当ブログもついに2週間連続更新を達成!
あと1週続ければ、目下の目的だった努力が習慣に変わる3週間を迎えるコトになります。
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